20130824-25_栗駒山・秣岳
2013年 08月 24日
引き返すのもつまらないので、栗駒の笊森小屋で一夜過ごすことに・・。
小屋へは須川温泉の登山口から向かいます。
花の季節は終盤、でもさすが花の百名山、晩夏~初秋の花をたくさん見ることができました。
名残ヶ原では、ウメバチソウとイワショウブ。
山道に入るとイワイチョウやエゾシオガマが。。
山はもう秋の気配。
産沼を過ぎると、道はあまり手入れされてないようです。
2時過ぎ、笊森小屋に到着。
建設からもう10年ほど過ぎたはずですが、メインルートから外れ、さらに笊森コースが廃道状態なのでとてもきれいです。
中もピカピカ、微かに木の香りもします。
小屋のテラスから見た産女川源流。
この日、小屋では先客が2名休憩中。
彼らは産女川を遡行してきたそうです。
話を聞くと、両岸が崩れ滝はほぼ埋まり、かつての美渓は跡形も無くなっていたとのこと。
ただ、上部のナメだけは健在と話してくれました。
時間が早いので小屋の周りを探訪。
5年前は問題なく歩けた笊森コースも、今はこんな感じ。
沢登りの2人はここを下っていきましたが、やがて「無理!」と引き返してきました。
小屋の周りに咲いていたキンコウカ。
ハクサンシャジン?ツリガネニンジン??
貸切の小屋で楽しい夜を過ごし、翌朝7時に出発。
栗駒、天馬尾根を経由し秣岳へ向かいます。
沢沿いの藪がひどい道をしばらく登ると、やがて開けてきます。
おそらく遅くまで雪渓が残るのでしょう。
イワカガミなど春の花がたくさん咲いてます。
でも一番目立つのはキンコウカ。
一面に咲いてます。
刈り払い、してない訳だ。。
何度来たことか・・
天馬尾根にもウメバチソウ。
これはなんの実だろう?
白銀湿原に向かう稜線にはタチギボウシ。
秋の花と言えば、やはりこれ。
白銀湿原。
少し草紅葉が始まってる?
ここまで来て、やっと晴れてきました。
秣岳を過ぎると、昨日出発した須川湖が見えてきます。
2日間の山旅もここまで、楽しかったなあ・・。
コースタイム
24日 11:15須川湖駐車場-11:45須川温泉-13:17産沼-14:10笊森避難小屋(泊)
25日 7:30笊森避難小屋-8:25東栗駒分岐-9:05栗駒山-11:30秣岳-12:35秣岳登山口-13:00須川湖駐車場
余談ですが、裏掛コースは先日ボランティアにより刈り払いが行われ8割方完了。
紅葉シーズンまでには通行可能となるらしいです(宮城労山の情報)。
こんなにキレイな小屋があるとは知りませんでした。
一泊でもいいかも。
栗駒は人気の山だけど、須川コースや中央コースを外せば意外に静かな山行が楽しめますね。特に今回の天馬尾根コースは、少々距離はあるけど素晴らしいハイキングコースです。
岩手内陸地震以降、閉鎖されたコースも徐々に再開されているようです。
やはり栗駒→秣岳ですね。(笑)
同じ時季に歩いてらっしゃるんですね。
私は今回の逆コースも歩いてるけど、おんなじ感じかな・・。
ところで笊森小屋周辺の草原、初夏に行くのもいいかも。
きっとお花畑になってるのでは、と想像しました。
たしかに混みますね~。
紅葉の盛期はあっという間に過ぎるので、最高のタイミングを見計らって平日に行くをおすすめします。
なお、笊森小屋周辺はぜ~んぜん混まないと思います。
産女川源頭のナメだけ楽しむプランもいいかも。
笊森コースが廃道状態なので利用者が少ないのでしょうね。
小屋の周りが素晴らしい景色なので、せめて須川温泉からのルートがもう少し整備されてればと思います。
栗駒の登山道もすこしずつ復活しているので、いつかは笊森コースも、と期待してます。
コメント遅くなりスミマセン・・
この山行から1月近くたちますので、山はすっかり秋でしょうね。
紅葉のころ、今回の逆コースを日帰りで歩く予定です。
それまでにG1用の偏光フィルタ買わなきゃ・・