槍穂縦走 3日目(南岳小屋~北穂高岳~穂高岳山荘)
2011年 09月 25日
いよいよ大キレット越えです。
その先にはもっと怖いという涸沢槍があります。
ネットで体験談を読むと、みなさんかなりの恐怖感を味わってるようです。
一方、山の会の経験者に聞くと「たいしたこと無いよ」と言う方が多い・・。
もちろんそれぞれの経験値などで感じ方は違うと思いますので、少しでも客観的に判断いただけるよう動画で紹介します。
まずは小屋から稜線鞍部まで。
下りはざらざらした急斜面ですが、途中から鎖やハシゴ(2箇所)があり問題無いと思います。
稜線に下りても、気持ちのよい岩稜歩きが楽しめます。
ではごらんください。
なお、音声がうまく入らず雑音のみなので音量は絞ってください。
つづいて最初の難所、長谷川ピーク。
途中、一箇所ルートミスしてます。
B.C.さん、危なかった~。
A沢のコルを通過すると飛騨泣き。
ここは高度感に加え、落石の恐怖もあります。
北穂高小屋のテラスで今来たルートを眺めるつもりでしたが、次第にガスってきました。
お昼にはまだ早いが、あんまりおいしそうだったので・・・
小屋の裏、階段を登るとそこは北穂高岳。
この小屋は本当に山頂に立ってるんですね。
さあ、ここから涸沢岳までは大キレット以上に怖いというルート。
SDに余裕が無くなってきたので動画撮影は核心部だけと思ったら、ちょっとしか撮ってませんでした。
大キレットで慣れちゃったのかな?
という訳でワタシの感想ですが、以外に恐怖感は無かったかな・・。
むしろ「楽しいー!」というところでしょうか。
高度感はあってもホールド、スタンスは豊富で困難なところはあまりありません。
一日、岩に向き合えて充実したルートでした。
ただし、平均的体格をもつ男性としての感想。
女性のB.C.さんを見ていると、もう少しのところでホールド、スタンスに届かず苦労する場面がありました。
また、一般ルートとはいえスリップすると奈落の底です。
常に緊張感を持って通過する必要はありますね。
穂高岳山荘はとても大きな小屋。
お客さんも国際色豊かで楽しい夜を過ごしました。
(後ろの方たちは韓国からのパーティ)