20070915_南蔵王 コガ沢権現沢
2007年 09月 15日
今回は会の先輩から連絡をいただき、南蔵王の権現沢に出かけました。
白石スキー場から水引入道に向かう登山道の渡渉点でコガ沢が放射状に分かれます。
その左端の沢が権現沢です。
最初この渡渉点から入渓を予定してましたが、登山道から下にナメ滝が見えると「こりゃ辛抱たまらん」と藪の斜面を下り沢床へ。
この釜は「あわぶろ」というらしい。
なるほど、って感じです。
しばらくはおだやかなゴーロと小滝が続きます。
水量も豊富、きれいな沢です。
正面にS字の滝が見えると、ここで沢は放射状に分かれます。
滝上部はちょっと難しいかなと思いましたが、中段で権現沢は左に分かれます。
下段5mを超えると左に3m滝で権現沢出会い。
暗い沢をしばらく進むと赤い岩盤のゴルジュ、小滝が続きます。
権現沢を彩るトリカブト。
毒のある花ほど美しい??
核心部は10mの滝。
ロープを出すなら左から落ち口へ巻くのがおもしろそうですが、今回は右で出会う細い滝から大きく巻きました。
滝上部にでると細流となり、あとはどの沢から稜線に上がるか読図の勝負。
支流はすぐ藪となるので本流を登り詰めると、南屏風岳と不忘岳の間の1732ピークに出ました。
登山道で我々を迎えてくれたイワインチンと、
リンドウ。
そして、いつも端正な姿を見せる不忘山。
7:30白石スキー場-8:10熊の寝床付近で入渓-8:50あわぶろ-9:50権現沢出合-10:30大滝-13:00 1732ピーク
コガ沢は今回よりさらに下流部から遡行することをお勧めします。
実に羨ましい~。
今年は暑い日が続くから、沢登ももう少し楽しめそうですね。
↓の石子沢も素晴らしいですね。
紅葉の頃もきれいでしょうね。
今回の沢なら権現沢出会いまで、石子沢なら三階滝上流は一人でも不安はありません。お勧めですよ!